見たり読んだり、なにか発見したり。

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 “hush”は「沈黙」ということで、今回はサイレントナイト。
 2ヵ月前に見ているので久しぶり感は皆無ですが、
 前回よりもしっとりと、クリスマス仕様になっていました。

 いつもより後方の席で、実は美奈子さんがよく見えない。
 (最近、そんなのばっかりだな)
 だが姿は見えども、聴こえてくる声は絶・絶好調。
 またも、ハコ(会場)がびりびり共鳴している!
 ただ、耳だけでしか追えないと、確かに聴覚は研ぎ澄まされるが
 演者の気配がわからないとイマイチ乗り切れないというか、
 ライブの醍醐味はメンバーの表情を含めて楽しむことだとよくわかった。

 バンドもすっかり馴染んで、しかもみんな巧い人ばかりだから
 安定感はいや増すばかり。還暦の美奈子さんも歌声は衰えを知らない。
 人生の先輩が、泥臭くカッコよく頑張る姿は励みになりますよ。
 当分新しいCDを出す予定はないらしいが、
 もうそれでいいです。ライブに足を運べばいいのだから。

 この夜は冨田恵一ご夫妻が来場していて、彼が作曲した「千年紀の朝」を
 当人の前で演奏する。この曲を初めてSTBで演奏した時に私もいて、
 こんなに難しい楽曲なのに昔からのレパートリーのように
 違和感なく、しかも完成度がものすごく高くて度胆をぬかれたものだった。
 以後何度も演っているので、冨田さんも納得のパフォーマンスだったのでは。

 全体ではやはり、アンコールの「CHRISTMAS TREE」が圧巻だった。
 神様を信じている人にもいない人にも、神々しくふりそそぐ声。

 そして帰り際、人待ち(?)している冨田恵一さんに遭遇し、
 慌てふためきつつご挨拶する。
 「新しいアルバム、聴きました。よかったです!」とか言いたかったのに
 ああ、まだ買っていないのだった。痛恨の極み。
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2013.12.11 / Top↑
 別役実の芝居を久しぶりに観た。この、台詞の多さ、難解さ、救いのなさは
 まさに別役ワールド。赤い月(アカイツキ)のモチーフもあり。
 見る人によって解釈はいろいろだと思うが、一回見たくらいでは頭に入ってこないので
 別役作品は、見るより演じるほうが楽しいと個人的には思う。(笑)

 暗かろうが重かろうが、面白いかといわれれば面白いと答える。
 でも、感想の書きにくい舞台ではある。1962年の作品だそうだが、
 当時はまだ、演劇が世相を映す鏡といわれていた時代だったのだろう。
 この作品は、別役戯曲独特のユーモアで悲劇の中にも笑いがあったが、
 今の時代をまともに描こうとしたら、笑いの欠片もなさそうで恐ろしい……。
 
 大杉漣さんは大熱演。妻役の神野三鈴さんは、何作か見てるけどやっぱり巧かった。
 声が独特なので、天然キャラがよくはまるのだが
 そういう人がだんだん正気を失っていくさまが、真に迫る。
 (こういう演技を見ると、演じるほうが楽しいと思う)
 セットはなく、舞台を覆い尽くす洋服の山がいかにも異様。
 通常の上手下手への出はけだけでなく、消えるべき役者は服の中に倒れ込む。
 そうすると彼らは「居なくなる」。演出家の人、よく考えたなあ。

 しかし何より驚いたのは、全18ステージのうち
 13回がマチネ公演だったこと。平日含む7割がマチネということは、
 観客は年配者(または自由業=業界の人)ばかりと読んで
 主催者側が日程を組んでいるということ。
 つまり、若い人は来ない前提になっている!

 ちなみに私は祝日のマチネに行った。昼のほうが楽だし。(笑)

 多くの公演で学生割引などもしているようだが、
 若者の芝居離れを食い止めるための根本的な対策が必要なのでは。
2013.07.16 / Top↑
 オレノ手ハ、ドコダ。
 1996年の初演でも、カタコトの日本語でそう言っていた。

 私が初めて観たフィリップ・ジャンティ・カンパニー公演がこれだった。
 (初めて知ったのはNHKの舞台中継の「漂流」。あの時の衝撃ときたら!)
 箱に入った全裸の赤ん坊同士のやり取りなどのユニークなイリュージョンと
 歌もセリフも交えた比較的ストーリー性の高い内容で、
 夢のように楽しく、
 その夢から覚めた後に、ふっと寂しさをおぼえるような切なさを併せ持つ。

 パルコの先行予約でチケットを取ったら、
 前回に引き続き、今回も最前列で観られた。

 で、真ん前で観ていたがゆえに、「あれ、全裸!?」と驚いた場面。
 ナイロンテープがはためく大海原で、裸の男女たちが微笑むシーンだ。
 それはもう幸福そうで、
 見たことはないけれど「極楽浄土」を連想した。
 演出として大いに効果的だと思ったが、正面切って裸というのは
 日本の舞台ではわりと珍しいんじゃないか。
 
 演者の肉体のリアルさ、舞台効果の素晴らしさ、 
 夢とうつつの間を行き来するような美しさ。
 人間にしか創れない舞台の中でも、フィリップ・ジャンティの紡ぎだす世界は、
 天国にいちばん近い場所という気がする。

 叶うものなら、ぜひここの舞台にパフォーマーとして参加してみたい。
 今生で無理なら、来世でもいい。その前に、来世があればだけど。
 
2013.05.29 / Top↑
 今年の初詣でひいたおみくじは、なんと大吉。
 初売りの福袋2個は1勝1敗(ベルベットのサロペットなんて誰が着るんだ?)だったが、
 箱根駅伝では母校が優勝し(ヒヤヒヤしてまともに見られなかったが)幸先はよい。

 と思っていたら、大吉の本領は意外なところで発揮された。
 ファンクラブ経由で買ったチケットがC.C.Lemonホール最前列というサプライズ。
 「2列○」とあったので当然2列目だと思っていたが、
 安全面での措置なのか、なぜか最前列が取っ払われており、
 繰り上げで最前列と相なった。地元○○神社の神さま、ありがとうございます。

 そして、さらにその上をいくサプライズが。
 キリンジのライブを見はじめてずいぶんたつが、ダブルアンコールというのは記憶にない。
 東京最終日の公演は、そのまさかのダブルアンコールがあり、
 今回キリンジが用意した全部の曲を聴くことができた。
 
 これはまさにお年玉。
 最高の位置で最高の演奏を楽しみました。
... 続きを読む
2011.01.09 / Top↑
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