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 恥ずかしながら、人生初のバレエ鑑賞。

 このバレエ団は20世紀最高の振付家と称されたモーリス・ベジャール(2007年逝去)が
 創設、ベジャール死後はジル・ロマンが芸術監督を引き継ぎ、現在にいたります。
 今回の来日公演は2プログラムあり、
 私は「3人のソナタ」「火の鳥」「メフィスト・ワルツ」(以上ベジャール振付)と
 ジル・ロマン振付の新作「アリア」を組み合わせたプログラムを見ました。

 まず「3人のソナタ」のダンサーの、この世のものとも思えない肉体に圧倒され、
 息が詰まりそうなくらい見入ってしまった。とくに女性2人(カテリーナ・シャルキナと
 エリザベット・ロス)は両人ともかなり背が高く、びっくりするほど手足が長い。そして小尻。
 女性のバレエダンサーは小柄で可憐なものと思いこんでいたが、
 あれだけ長い手足がしなやかに躍動する姿は、むしろ凛々しく雄々しい。
 日頃の鍛錬で肉体を磨き上げた人たちが集まるバレエの世界は、踊りはもちろん、
 人間の身体がどこまで美しくなれるかを鑑賞する芸術でもある。

 現代音楽を愛したベジャールの振付には芝居的な要素が多く、
 動きを追ってストーリーが想像しやすい。そういうわかりやすさに加え、
 つねに次になにが始まるかというワクワク感があり、
 ベジャールが多くの人に愛された理由がよくわかった。

 ラストシーンの群舞がすばらしく、最後、ストップモーションで終わる演出に
 思わず変な声が出るくらい感動した「火の鳥」(ソリストが那須野圭右さん)、
 ミイラ取りがミイラになるストーリーを時にコミカルに演じる「メフィスト・ワルツ」、
 ジル・ロマンが師匠の遺伝子を継いだストーリー性の高い振付を披露し、
 ドラマチックに進行する「アリア」、みんな良かった。
 
 「バレエ、楽しいじゃん」というのが今回の総括ですが、
 人気と実力はお墨付きというベジャール・バレエ団を選んだのも正解だった。
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2010.11.14 / Top↑
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