見たり読んだり、なにか発見したり。

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 80年代の小劇場ブームの牽引者にして、現在も日本演劇界を背負って立つ野田秀樹。
 …なのだが、じつは一度も観たことがない。
 松尾スズキも宮藤官九郎もKERAも蜷川幸雄も串田和美も加藤健一もこまつ座も観たから
 たぶん最後に残った(?)大物。

 今回、ひょいひょいっという感じで野田マップのチケットがとれたので、
 特に予備知識もないまま、新装オープンの東京芸術劇場に出かける。
 以前は「都の公共施設」を地で行くそっけない建物だったが、
 リニューアル後は内装がゴージャスになり、よそいきな劇場感が増していた。

 席は、1階のメインS席から通路を挟んで左右に1列だけ設けられた「離れS席」後方で、
 役者の表情も全然見えなかったが、イープラスの席だしこんなものでしょう。
 私はイープラスで2回、日本武道館最後列の席(でもS席)をあてがわれたことがある。
 ものすごい急勾配で、山登りの気分が味わえたなあ。

 客層は老若男女入り交じり、でも、人気俳優目当ての人たちのソワソワ感は少なく
 真面目な演劇空間という感じ。じゃあ不真面目なのはどんなだ、と言われても
 よくわからないが。とにかく、落ち着きはらって開幕を待つ人たちが大半。
 実際に観たあとで思ったのは、野田さんの芝居は楽しいだけの内容じゃないから
 客席の雰囲気もそういう感じになるわけね……。
 
 コマネズミのように動きまわり、機関銃のようにセリフをまくし立てる―――
 というのが野田さんの芝居のイメージだったが、ご本人以外はそうでもなかった。

 
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2012.09.07 / Top↑
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