見たり読んだり、なにか発見したり。

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 物語の体裁をとってはいるが、ドキュメンタリーに近いらしい。
 主人公メイソンの6歳から大学入学まで、12年にわたる記録を収めた物語。
 メイソンの成長と家族の変遷が目の前でめまぐるしく展開し、
 2時間50分という長尺ながら、まったく飽きることがない。
 
 ドキュメンタリーだから話にオチがあるわけではないが、
 生きることの平凡さと、その中にある一瞬のきらめきみたいなものにふれて、
 いつしか、オチを求める気持ちがなくなっていることに気づく。
 子供から大人に成長することの“リアル”をかみしめながら、
 つらいことも悲しいことも、経験してきたすべてが自分の人生に積みあがっていくことに
 思いを致す。これは、メイソンの人生であると同時に、私たちの人生でもある。 

 80~90年代に熱心に映画を見た者としては、
 パトリシア・アークエットやイーサン・ホークの健在ぶりがなつかしい。
 彼らの年のとりかたもリアルだけど、
 P・アークエットなんか体形のたるみも丸ごとさらけだし、お疲れ気味のシングルマザーを大熱演。
 アンチエイジング大好きな日本人女性にとって
 この潔さが教えてくれるものは小さくない気がする。

 
 映画好きでなければ、単に長いだけの退屈な作品にもなりかねないが、
 少なくともそういう人は劇場に来ていないという印象を受けた。
 アカデミー作品賞はとれるだろうか。とったら面白いと思うけど。

 【付記】
 アカデミー作品賞は逃したけれど、P・アークエットが最優秀助演女優賞を受賞。
 おめでとう!
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2014.12.23 / Top↑
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