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 先週ついに花粉症デビューし、春のマスク星人の仲間入りを果たす。
 ツイッターも少し前にデビューしたが、これはイマイチ使い方がわかってない。
 そして今日は、人生初の3D映画。日々の暮らしは意外と初体験の連続だ。

 ドイツの天才舞踊家ピナ・バウシュのドキュメンタリーを
 長年の友人であるヴィム・ヴェンダース監督が3Dで映画化。
 ところが撮影開始直前の2009年6月、ピナは68歳で急逝してしまう。
 主役を失って企画は頓挫しかけるも、彼女のカンパニー・ウッパタール舞踊団による
 パフォーマンスと、ピナへの思いを語る彼らのインタビューを織り交ぜ
 稀代の舞踊家の足跡をたどりつつ、彼女への敬愛に溢れる作品が生まれた。

 実際に体験してみると、
 舞踊と3Dの組み合わせは膝をうつほど好相性、とにかく臨場感がすごい。
 ダンサーの息遣いが耳元で聞こえ、客席まで汗が飛んでくるよう。

 ピナ・バウシュの振付は、なんというか、己をぶっ壊そうとするように攻撃的で
 狂おしいほど反復が多く、喜び、悲しみ、焦り、怒り…あらゆる感情を隠さない。
 ダンサーはすべてをさらけ出し、ときに狂気の淵に立ったりもするので
 観ている側もわが身をひん剥かれるようで、心臓をぎゅーっと摑まれる。

 ただでさえ緊迫感あふれる踊りなのに、3Dになって迫力倍増、
 始まってすぐ「うぅ――息が止まりそう。心臓いてえ」と思った。(笑)
 ポップコーン片手に観ていた隣のカップルも
 映画が始まったとたん、食べる手が完全に止まってたね。

 
 生前、ピナ・バウシュは「愛のために踊る」と語った。
 ダンスを言語的に解釈するスキルを私は持たないが、気持ちの深いところに
 ビシバシ響いてくるのを「感じる」ことはできる。
 それを愛というのなら、私たちは彼女から愛を受け取っているんだろう。

 踊りもすごかったが、ダンサーの年齢も衝撃だった。
 若い人も当然いるが、明らかに50代、もしかしたら60代?みたいな人もいる。
 もちろん、バレエなど踊りの素養を身につけたプロ集団であることは間違いないが、
 体形(容姿)はバレエカンパニーの団員のように一律じゃない。

 背の低い人、手足の短い人、腰の張った人も痩せぎすな人もいて
 多くのバレエ団がそうであるように、肌の色がバラバラなのは違和感がないが、
 体形がバラバラなのは思いのほかインパクトがある、と感じた。

 首藤康之さんも言っていたとおり、
 年をとることで踊りにプラスされるものが確かにあるらしい。
 スピードや技術ではないところで、じわじわとにじみ出てくる味わい。
 正直、それに浸れることをいちばん幸せに思った。

 私はステージの踊りしか知らないので、
 大自然の中や都会の雑踏の中で舞うことの開放感にも強く惹かれた。
 ダンスはもともと神事だから、野外との相性はいいのだろうが。
 
 ちなみに、3D料金は水曜レディースデーで通常2200円が1400円。
 昼間の回で、8割くらいの入りでした。
 
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2012.03.21 / Top↑
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