見たり読んだり、なにか発見したり。

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 怒濤の10月の締めくくりは、私のいちばん好きな漫画家2人の新作。
 読めて幸せ!!

 まずは石原理「チープ・フィルムス」(新書館)。
 これはキタ!! なんだこのカッコよさは。
 ヤクザ者の人生に待つ、クソみたいな結末は“死体に咲く花”だった。
 その刹那の美を見届けようじゃないか、と覚悟を決めた男たち。
 吹けば飛ぶよな、しょうもない人生。安っぽい映画みたいな。
  
 そこにLOVEがあるのかないのか
 もはやどうでもいいと思わされる、圧倒的な侠気にクラクラ。
 LOVEを超えた男同士のつながりと考えて、
 ああ、これはルパンと次元の関係だなと思い当たった。
 いや、思い当たってはいけないのか。(笑)
 
 BLを読み始めて4年、
 たくさんの面白い作品に出会ってきたけれど、
 ページをめくりながら激しく昂揚するとか、アドレナリンが出るとか、
 血がたぎるという意味では、石原作品に敵うものはない。

 9月に「LOVE的」という高校生モノが出て、石原さんにしては奇跡的に
 新刊が続いたわけだが、業界自体が縮小傾向にあるなかで
 ベテランが気を吐いているのはやはり嬉しい。
 この人のBLのベースは極道なのかもしれないが、
 それ以外のテーマも非BL路線も、間口が広くて多彩、何を読んでも面白い。
 唯一、続き物がなかなか出ないのが、待つ身にはつらいけれど。
 
 老若男女、広い読者を想定した漫画には「足し算」のサービス精神が求められる。
 でも、石原さんの漫画の真骨頂は「引き算」の作風。
 たとえば、収録作「恋いしいひと」の映画のようなコマ割り、台詞のムダのなさよ。
 「ガキにはわかるめえ」という味わいに、惚れ惚れする。

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2012.11.07 / Top↑
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