見たり読んだり、なにか発見したり。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 早朝、中村勘三郎の訃報を聞いてショックを受ける。まだまだ若いのに。
 芸も華もあって万人に愛された「宝」を失った気分。寂しい。

 電車の中で佐野洋子の『神も仏もありませぬ』を読んでいたら、

 いつ死んでもいい。でも今日でなくてもいい。

 という一文があって、うっかり涙が出そうになった。
 今日でなくてもどころか、ずっと元気でいてほしいと望まれていた佐野さんも、
 逝くにはあまりに早い勘三郎も、鬼籍に入ってしまった。

 ※ ※ ※

 多分、今年最後になりそうな映画『シルク・ドゥ・ソレイユ』3Dを観た。
 監督はジェームズ・キャメロンで、ストーリーは映画版のオリジナル。 
 でもまあ、話の筋はあって無いようなものだし、
 ひたすら壮大なパフォーマンスを体感し、度胆を抜かれるがよい! って感じか。

 もの凄く豪華なサーカスと言ってしまえばそれまでだが、
 バレエとか器械体操とか新体操とか、もっとも高度な肉体表現+芸術性(形の美)を
 身につけた人たちの集まりだから、柔軟性も技の難易度も半端じゃない。
 空を舞ったり、水の中を自由に泳ぎ回るというのは、鳥や魚にだけ許された世界。
 彼らは自身の肉体と先端技術の力の合わせ技で、その垣根を越えてしまう。
 技を極めた人間は、ふつうの人には見られない風景を見ることができるのだ、と思う。

 もちろんセットや衣装も贅を尽くし、水や布・砂など視覚的な演出も素晴らしい。
 3Dだし美しいし、手に汗握るし、総合芸術として見事なのだけど、
 反面、一歩間違うと大怪我につながりかねない怖さとか、
 高所恐怖症的な感覚にも襲われて、途中で横っ腹が痛くなったのも事実。(笑)

 経済力や人的資源からいって、いずれは中国でああいうパフォーマンスが
 生まれる可能性もないとは言い切れないだろうが、
 アクロバティックで視覚的な芸術のセンスでは、まだまだ欧米にかなわない。
 いわんや日本をや。例えば日本のフィギュアスケート選手は今や超一流だが、
 彼らやシンクロや新体操、トランポリンなどのアスリートを集めてショーを企画しても、
 シルク・ドゥ・ソレイユにはならない気がする。芸術の「土台」が違うから。

 映画は面白かった。でも、パフォーマンスが心身に染みたのは『Pina』の方が上でした。
 3Dメガネ(400円)は貰ったので、次回からはマイメガネ持参で行ける。
スポンサーサイト
2012.12.05 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kaukau1192.blog115.fc2.com/tb.php/114-ae2c7718
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。