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 渡辺謙、12年ぶりの舞台出演が話題になっている「ホロヴィッツとの対話」。
 天才ピアニストにして稀代の変わり者のホロヴィッツ(70代)と、
 夫を手のひらの上で転がしているがごとき、やり手妻のワンダ。
 彼らがピアノ調律師フランツ夫妻の家にディナーに招待された一夜が描かれる。

 登場人物は4人。
 4人しか出ないことが、逆にストーリーの行方を暗示するきらいもあるが、
 出演者にとってはプレッシャーも大きいはず。
 この日は2日目だが、役者は緩急とりまぜた難しい芝居によく応えていた。
 とりわけ、段田安則&高泉淳子ペアの安定感ときたら!

 段田さんは今一番私が好きな舞台俳優で、本当に見ているだけで眼福なのだが、
 高泉さんの巧さにも感嘆した。実は遊機械★全自動シアターの頃からご無沙汰で、
 ずいぶん久しぶり。この20年の間に培った、舞台俳優としての力に唸った。
 段田さんと高泉さんが、偏屈でワガママな70爺と、
 強引でアクの強い70婆にしか見えない。役者なんだから当たり前、というは易し。
 たとえ芸歴30年でも、全然成長しない役者はいるからね。 

 もう一つ確信したこと。役者の魅力の(私にとっての)第一は、声と口跡だ。
 音量の大小にかかわらず、客にきっちり届く(いい)声と台詞。
 舞台俳優じゃない人は、演技の巧い下手以前に、声が耳障りだ!的な理由で
 苦労することもあるかもしれない。

 三谷幸喜作品なので、笑いと泣かせどころの按配はいつもどおり。
 ただ、ものすごく印象に残る作品かといえばどうだろう。
 「国民の映画」のような重さと切なさとは違い、
 2時間10分を笑って泣いて(謙さんの熱演にもらい泣きする人多数)
 あ~、面白かったと言いながら帰っていけるような芝居かも。

 観劇前に、三谷さんの愛犬「とび」が亡くなったという記事を読む。
 考え方だろうが、こんなときは慰めてくれる友達の存在より、
 私だったら仕事に救われるような気がする。
 とびはそこらへんをわかっている、本当に賢い犬だったに違いない。

 
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2013.02.13 / Top↑
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