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 「マイ・ビューティフル・ランドレット」(1985年)以来だから、
 ダニエル・デイ=ルイスのファン歴はけっこう長い。(え、30年?)
 2008年、アカデミー賞の主要部門を「ノーカントリー」と分け合った
 「ゼア・ウィル・ビー・ア・ブラッド」以来の主演にして、
 3度目のオスカーを獲得した作品。監督はスピルバーグ。

 南北戦争って独立戦争と別だっけ? 南軍と北軍のどっちが政府軍だっけ? とか
 あんまりな世界史知識もそのままに、仕事帰りにふらっと観てきた「リンカーン」。

 戦争が長引けば、将来のある若者を戦場に送り続けることになる。
 だが、真の奴隷解放を実現せずに戦争を終結させるわけにはいかない。
 現状では劣勢である下院での憲法修正13条の成立に奔走しつつ、
 終戦時期をめぐってギリギリの駆け引きをするリンカーンの姿を
 ダンちゃんはひとつの過剰さもなく演じる。

セリフはむしろ少なく、ひとり黙考し、ひたすら待つ姿が印象的だ。
 大統領という地位の決断の重さと孤独、そしてその忍耐力に
 観ている側も襟を正すというか、神妙な気持ちになる。

 その、ジリジリするような時間をリンカーンとともに待つうち、
 身が引き締まって頭も冴えてくる。観てよかったと思える作品だった。

 史実と異なる部分もあるのだろうが、映画なんだからそれはまあいい。
 映画の中のリーダーであっても、
 今の日本にはこういう政治家がいないと思い知るほうが、重い。(笑)
 
 リンカーンが暗殺された時代から、世界中で紛争の絶えない現代まで
 残念なことに、人間は進化していないらしい。
 気骨のある、クレバーな政治家が若い人たちから育ってくれることを
 願わずにはいられません。
 ガンバレ、若人。そしてもうひと頑張り、中年!(自分のこと)

   
 近年、出演作が引きも切らないトミー・リー・ジョーンズがもう一人の主役。
 奴隷解放急進派の長老役で気難しい男を、淡々と演じている。
 淡々とした態度の裏側で
 法案成立に人生を懸けた男は、実は内縁の妻が元家政婦の黒人だった、
 という真実が明かされるシーンがとてもよかった。

 そして、何がびっくりしたって、懐かしのジェームス・スペイシー!
 中年太りでモタモタ走るロビイスト役だが、碧いお目々の顔だちが妙に上品で
 どっかで見たことあるなと思ったら、彼だった。
 私、この人も好きだったなあ。「セックスと嘘とビデオテープ」から24年。
 どんな役でも、どんな容姿になってもいいから(オイ)
 もっとバンバン出てほしい。 

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2013.05.16 / Top↑
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