見たり読んだり、なにか発見したり。

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 宮崎駿引退のニュースを知ってから行ったので
 それが影響したのは間違いないだろうが、
 エンドロールが終わったあと、ずっしりと重い余韻がしばらく残った。
 某評論家が「初日に行ったら、上映後に拍手が起こった」と書いていたが
 そういう、思わず表に湧き出てくるような感動とは質が違った。

 同世代の女ともだちは「センチメンタルすぎ」といい、
 もうひとりは「主人公の声が、物語に入り込むのを邪魔する」といった。
 私はそうは思わなかったし、感じ入るところもたくさんあったので
 パンフも買ったし、もう一度観ようと思ったくらいだが(結局、観ていない)
 確かにこの作品は、女より男のほうが好きそうな気がする。

 絶望のなかに希望の種を見つけよう、というラストになっているが
 私は女なので、菜穂子の人生は何だったのかどうしても考えてしまうし
 (好きな人と一緒になれたから幸せだったなんて、全然思わない)
 当事者にとって戦争の傷は死ぬまで癒えないこともわかるから、
 無理してもどうにか頑張って、希望をひねり出そうということなんだろう。

 それは、ある種から元気だ。
 宮崎監督はこの作品をつくる過程でずいぶん悩んだり、
 自身との葛藤で傷ついたりしたと思う。各種ドキュメンタリーも見たが
 ずいぶんしんどそうだった。制作途中で震災が起きたので、心労も増したはず。
 肉体的にボロボロな以上に、傷つきながらモノを創るつらさを想像したら
 これを最後にというのは、理解できる気がした。

 それはそれとして、作品全体のクオリティの高さはさすがの一言に尽きる。
 描写の細かさ、表現力、背景・美術効果の美しさ、音楽&声の出演、
 全部含めて世界でも屈指のアニメ作品であることは間違いない。
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2013.09.04 / Top↑
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