見たり読んだり、なにか発見したり。

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 170分間、ノンストップで没入できる面白さ。しんゆり映画祭オープニング作品という
 ことで、場内はシニア層も多く、途中トイレで席を立つ人も(多分)ちらほらいたが、
 正直、5分でも見逃すのが惜しいほど面白いと思う。

 この作品、インドの「スタンド・バイ・ミー」と呼ばれているとか。
 あれは少年期のノスタルジーを描いていたが、これは今から10年前の大学時代の話。

 卒業後行方不明になった親友ランチョーの行方がわかったと聞いた親友2人が、
 ある男に母校へ呼び出される。そこにいたのはランチョーではなく、
 彼らのライバルだった同期生チャトル。彼はいまや大企業勤めの豪邸住まいで、
 偶然からランチョーの居場所を突き止めたという。学生時代、ランチョーたちに
 大恥をかかされたことのあるチャトルは、当時3人に宣言したことを確かめるべく
 2人とともにランチョーのもとへ行こうというのだ。
 10年前、チャトルは言った。
 ―――お前たちと俺のどちらが正しかったか、思い知らせてやる。
 成功した彼は、ランチョーを探し出して自分との差を見せつけようとしていた。

 こうして、わかりやすい「悪役」一人を入れて、男3人が旅をする。
 そこからが回想で、彼らの出会いから大学時代のエピソードが始まる。
 そこで初めて主人公ランチョーが登場し、
 規格破れの異端児の魅力的な振る舞いが、これでもかというくらい描かれる。
 笑いあり、涙あり、恋ありで170分てんこ盛り。

 アメリカのロードムービーは、ほろ苦い過去を持つ男の話が多い気がするが、
 こちらは、純然たるエンタメ系。とにかく、脚本がものすごく巧い。
 探し人はどこにいて、いまどうしているのかを最後までひっぱり続け
 そしてラストで、鮮やかかつ痛快に着地を決める。
 極上の小説を読み切ったときのように、爽快な風が吹きましたよ心に。

 今までも、登場人物がいきなり踊りだすインド映画に違和感はなかったが、
 これはその突拍子のないダンスシーンが、見事にはまっていると思った。
 
 どのシーンもまんべんなく面白いが、学力至上主義のワンマン学長とランチョーの
 対立(学長が一方的に彼を目の敵にしているのだが)と、その邂逅の過程が
 いちばんの見どころ。でも、最大の見どころはやはり
 ランチョーを演じたアーミル・カーンの素晴らしさ! 
 40代なのに20代にしか見えないというと、単に見た目の話になってしまうが、
 ランチョーという若者の魅力を、全身で演じきっているところが素晴らしい。
 もちろん、キレッキレのダンスも披露してます。

 
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2013.10.07 / Top↑
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