見たり読んだり、なにか発見したり。

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 羅川真里茂の「ましろのおと」から津軽三味線に興味が湧き、高橋竹山のCDなども買ったが、
 自分でやってみたいと思うのは、実は細竿のほうだったりする。

 文楽を初めて観た時に驚いたのが、三味線という楽器の情感と繊細さ。
 激しく自己主張するような音ではなく、義太夫の節にぴたりと寄り添う。
 静かな雪景色にも、ドラマチックな道行きにも、親子の涙の別れにも。

 俚奏楽は1971年に創作された邦楽のジャンルで、「俚」は「都」に対する「鄙」だそう。
 社中を率いる本條秀太郎さんは、十数年前に一度仕事がらみで演奏を聴いたことがあり、
 とにかく歌声が艶やかでのびやかで、その声の良さに衝撃を受けた。
 当時は、三味線そのものの印象はあまり残らなかった気がするが。

 今年、サイモン・マクバーニーの「春琴」で本條さんが音楽を担当しており、
 この演奏会のチラシが入っていた。初めて観る純邦楽の舞台。
 チケット代5000円で全自由席のシステムにビビったけれど
 席がない!! という事態にはならなくて一安心。それはまあそうか。
 
 3部構成で、
 ・湯入り初唄
 ・阿波のうずしお
 ・関寺小町
 ・恋
 ・花の江島
 ・残る月影
 ・常陸踏歌

 本條さんのほかに唄が4人、三味線が5人、あとは囃子4人と箏。
 30代に見える人もいたが、メインは50~60代か?
 上手などと言ったら失礼かもしれないが、若い人にはだせない円熟味があって
 いいお湯に浸かったかのように、じんわりと沁みる味わいだった。
 本格的に聴いたことがなくても、奏者の技術の高さはよくわかる。
 初めて聴くのに懐かしいというか、身体にするりと入ってくるのは
 確かな技術があるからこそ。

 その上手さを表現する術を持ち合わせていないのが残念! ですが、
 長唄三味線への憧れが、大きく膨らんだステージでした。  
 本條さんの声は、昔聴いた時よりも穏やかで柔らかな印象で、
 ご自身にとってはもちろん、私の上にもそれだけの年月が流れたということを
 期せずして思い返したのだった。
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2013.12.13 / Top↑
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