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 高畑勲監督14年ぶりの長編アニメ。「風立ちぬ」を観てこちらを観ないのは
 不義理すぎるだろ(誰に?)ということで、行ってきました。

 TVや新聞の宣伝はそれなりに見ていたので
 この作品の水彩画のようなゆらめく線描が、どれだけ高度な技術であり、
 手間がかかっているかは知っていた。
 自然描写がとにかくすばらしく、(懐かしいのに)どこか異次元に
 連れていかれるような、めくるめく感覚を味わった。とくに前半。
 その効果を生むための線描であり、光のゆらぎなのだということがよくわかる。

 誰もが知る日本最古の物語を、大きく脚色しているわけではない。
 5人の高貴なお方に求婚されるのも、帝(アゴが長い!)の求愛も
 月から来た姫が月に帰らなければならない、というのもおなじ。

 ただ、生身のかぐや姫の感情を細かく描くのが特徴で
 なぜ月から来て月に帰らねばならなかったのか(それが姫の罪と罰)を
 解きあかすのが、高畑さんのオリジナルになっている。
 青い星(地球)に来るのも月に帰るのも、
 本人が無意識に「そこで生きたい(そこに帰りたい)」と望んだ結果。
 かぐや姫は何人(何代?)もいて、月と地球を行ったり来たりしているらしい。

 キャラクター造形が出色で、美形のかぐや姫は別として
 つぶれた饅頭のような女童(めわらわ)とか、
 じじいオブじじいと賛辞を贈りたいほど輪郭とシワ感が絶妙な、
 斎部秋田(いんべのあきた)とか
 顔を見ているだけで笑いを堪えるのが大変だった。

 案の定というか、客席は年齢層が高い。
 今年の映画界はほぼジブリ独り勝ちだったらしいが、つまりそれは
 宮崎駿と高畑勲以外にこれだけ大人を集められるアニメがないということだ。
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2013.12.14 / Top↑
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