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 新年一発目は、アカデミー賞の呼び声高い「ゼログラビティ」。最近は日本人の洋画離れが顕著で
 海外も日本市場を重視しなくなりつつあるらしいが、これは
 やっぱ凄いぜハリウッド! の底力を見せつける作品だった。

 とにかく、いろんな意味で規格外。
 登場人物は2人だけだし(うち6割はサンドラ・ブロックの一人芝居)、
 上映時間も90分と短く、それでいて、CG+ワイアーアクション+3Dの最高技術を
 総結集しているので、言ってみれば“コンパクトな超大作”という感じ。
 
 宇宙に投げ出された飛行士の帰還のドラマなので
 90分間のほとんどが、(文字通りの)宙吊りとパニックシーンと浮遊状態。
 役者の演技力は、身のこなしとほぼイコールで結びついている。
 アクションを突き詰めることで観客を感動させるという点でも画期的だと思った。
 これはアクション物ではなくヒューマンドラマだから。

 脚本もすばらしくよくできている。何しろ短いから、テンポが速い。
 2人の宇宙飛行士に降りかかる困難に言葉を失い、
 そうこうする間に「ポセイドン・アドベンチャー」的な展開になって驚き、
 一人旅になったサンドラ・ブロックの挑戦に手に汗握り、
 それがうまくいかず気弱になる姿に胸を痛める。
 そしてそこにジョージ・クルーニーが! というサプライズ。これにはやられた。

 孤独で絶望的な闘い。それを続けた先にあるのは生か死か――。
 情緒的なものを排するのかと思いきや、最後の最後に思い切り泣かされる。

 宇宙服に包まれたサンドラ・ブロックが、それを脱いだときの肢体が異様に美しい。
 エロさとは別次元で、手足の長さや腰のハリが圧倒的に印象に残る。
 暗い宇宙を抜けて、ラストに広がる海辺の光景も。

 ワイヤーで宙ずりになって演技することが役者の必須技能になるとしたら、
 そこに価値を見出さない、古いタイプの役者にとっては
 「ゼログラビティ」はパンドラの箱のような作品になるかもしれない。

 シネコン時代になって、上映中の飲食はもはや当たり前になったが、
 この作品は最初から最後まで気が抜けないので、
 せっかく買っても、飲み物の一口も飲むヒマがないと思う。(笑)
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2014.01.08 / Top↑
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