見たり読んだり、なにか発見したり。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 祝日マチネのせいか、立ち見が出る盛況ぶり。
 1977年初演(最後の再演は92年)で、「上海バンスキング」の前に
 発表された作品だそう。今回が22年ぶりの上演となる。
 そもそも自由劇場をよく知らなかったので、観たことはない。
 
 こういうことを言うのはものすごく無粋だと思うけれども、
 観ている最中ずっと、そこにいない吉田日出子さんの姿を思い浮かべていた。
 松たか子を通してでなく、吉田日出子の演じるジルがビビッドに再現できてしまう。
 バンスキングもフラッパーも、夢や希望の先にある人生の黄昏を描いているので
 ラストシーン(自体は明るいが)を観ながら、
 吉田日出子という役者の、儚いイメージや夢のような芝居に思いを馳せるのだ。
 
 でも、それは個人的な見方で、この作品自体はとても楽しい。
 正直、第1部は役者のやり取りが多少こなれていない感じというか、
 ストーリーがあちこちに飛んでつかみどころがないので、
 集中力が切れる瞬間があった。で、ふと吉田さんのことなんか考えたりして。

 第2部になって、登場人物個々の物語が立ち上ってくると
 俄然面白みを増してくる。松尾スズキさんなんか、1部ではどの役なのか確信できなかったが
 (大劇場公演だと、パンフを買わず下調べもしないとこういう羽目に陥る)
 2部では恋するマフィアのボスがグダグダになる様で笑いを取ったり、
 コミカルとシリアスの両方で見せ場を作っている。

 松さん、秋山菜津子さん、そして串田和美さんはさすがに上手い。
 松たか子は役に余計な情念を込めない感じが面白いなと思うし、
 さっぱりしてるけど筋は通っている、という主役らしさで立ち姿に説得力がある。
 
 全体としては、とにかく贅沢でお金がかかっている舞台。
 毎度のことながら生バンドが入っているし、
 シカゴの劇場が舞台なので、衣装や小物類にいたるまで豪華。
 生バンドの演奏で、歌って踊ってキラキラ……というのはそれだけで楽しい。

 ロビーでの客出し演奏があるかと思ったら、特になかった。
 同日ソワレがあったからか、初めからやっていないのか不明だが。  
 
スポンサーサイト
2014.02.12 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kaukau1192.blog115.fc2.com/tb.php/146-a1ff731c
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。