「ワンピース歌舞伎」に続き、“魔法のような”舞台演出で知られるカナダ出身の
ロベール・ルパージュ作品を観てきた。
正直、中2日で舞台鑑賞はもったいないと思ったけれども、
今年は夏休みがなかったので、その代わりとばかりに芝居やライブに散財している。
舞台中央に大きな直方体(箱)があり、そこがステージになっている。
箱は360度回転するので、役者は斜めになったり、身体が支えられないほど傾けば
ベットが出てきて寝ている設定に変わったり。箱は映像を映すスクリーンでもあるので
映像と箱の向きの変化で、それこそくるくると鮮やかに場面が変わる。
ワイヤーで吊られた役者の背後に星空が広がれば、広大な宇宙空間。、
箱に付いている開閉自在の扉は、ある時はホテルの部屋のドア、
ある時はレコーディングスタジオの入り口に。
魔法のような舞台演出という意味が、よーくわかった。堪能した。
登場人物は2人のみ。マイルス・デイヴィス役のWellesley Robertson Ⅲは
台詞がなく、肉体そのものが雄弁だった。外国人の身体はやはり迫力が違う。
そして、主人公・俳優ロベールを演じたMarc Labrèche。この人、すごく上手い。
2人が絡むシーンはほとんどなく、ストーリー進行に関してはほぼひとり芝居だが、
台詞回しによどみはなく、めまぐるしい場面転換も難なくこなす。
何度も再演されている作品らしいので、舞台としての完成度はもちろん、
役者のパフォーマンスも練り上げられてきたのだろう。
とても面白かった。舞台人が観たらすごく刺激を受けそうな演出だと思う。
歌舞伎の技術とはちがうベクトルながら、「こんなこともできるんだ!」という驚きを
観客に与える点で、両者は共通しているかもしれない。
ロベール・ルパージュ作品を観てきた。
正直、中2日で舞台鑑賞はもったいないと思ったけれども、
今年は夏休みがなかったので、その代わりとばかりに芝居やライブに散財している。
舞台中央に大きな直方体(箱)があり、そこがステージになっている。
箱は360度回転するので、役者は斜めになったり、身体が支えられないほど傾けば
ベットが出てきて寝ている設定に変わったり。箱は映像を映すスクリーンでもあるので
映像と箱の向きの変化で、それこそくるくると鮮やかに場面が変わる。
ワイヤーで吊られた役者の背後に星空が広がれば、広大な宇宙空間。、
箱に付いている開閉自在の扉は、ある時はホテルの部屋のドア、
ある時はレコーディングスタジオの入り口に。
魔法のような舞台演出という意味が、よーくわかった。堪能した。
登場人物は2人のみ。マイルス・デイヴィス役のWellesley Robertson Ⅲは
台詞がなく、肉体そのものが雄弁だった。外国人の身体はやはり迫力が違う。
そして、主人公・俳優ロベールを演じたMarc Labrèche。この人、すごく上手い。
2人が絡むシーンはほとんどなく、ストーリー進行に関してはほぼひとり芝居だが、
台詞回しによどみはなく、めまぐるしい場面転換も難なくこなす。
何度も再演されている作品らしいので、舞台としての完成度はもちろん、
役者のパフォーマンスも練り上げられてきたのだろう。
とても面白かった。舞台人が観たらすごく刺激を受けそうな演出だと思う。
歌舞伎の技術とはちがうベクトルながら、「こんなこともできるんだ!」という驚きを
観客に与える点で、両者は共通しているかもしれない。
スポンサーサイト
2015.10.13 / Top↑
| Home |