見たり読んだり、なにか発見したり。

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 大部のノンフィクションが読みたくなって手にとる。
 最初の3分の1ほど、星新一の父である星一と星製薬について言及しているが、
 (だから正直、なかなか読みすすまなかったのだが)
 この父親の破天荒な人生を知らずして、星新一という人が理解できないことはよくわかった。

 正の遺産、負の遺産を問わず、受けついだものが大きければ大きいほど、
 得るものも、失うものも常人とは桁違いに大きい。
 「若くして地獄も修羅も見てしまったからこそ、醜いことも、嫌なことも浄化され、
 そぎ取られ、毒が毒と感じられないほど口当たりのよい作品」という星さんの作風は、
 生まれるべくして生まれたのだろうし、
 並々ならぬ苦悩と挫折を味わったからこそ、それを跳ね返すためのエネルギーが
 あのショートショートの形になって花開いたのだ。

 生前の文壇の評価に対して、ご本人に忸怩たる思いがあったとしても、
 星新一の作品はこれからも、若い世代に読み継がれていくはずで、
 文学者としてそれにまさる偉業はないと思う。
 
 
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2010.10.22 / Top↑
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