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 没後一周年の平山郁夫画伯の、文化財保護活動を軸に振り返った展覧会。
 今回の目玉は薬師寺「大唐西域壁画」の寺外での初公開だが、
 当時私はこの絵画に関する画集の制作に携わっており、
 2000年12月の薬師寺での奉納式典にも参列した。

 あれから10年たち、自分も相応に年をとったが、
 まだまだ現役だろうと思っていた平山先生も彼岸へ旅立たれてしまった。

 薬師寺の壁画はもちろん、久しぶりに見た大下図もスケッチも大変懐かしかったが、
 なにより制作中の先生のスチール写真には、胸に迫るものがあった。
 鎌倉のアトリエに伺っていた当時、お元気だった先生はまだ60代後半だった。

 平日昼間、混雑する展示会場をまわりながら、あらためて
 平山郁夫の知名度は現代日本の画家のなかでも破格だと思い、
 日本が世界に通じる発信力をもつ文化人を失ったことを再認識する。

 政治レベルで関係がこじれていても、
 文化交流のための援助を軸にすれば道が開ける、
 というのが先生の持論で、それを実現すべく奔走されていた。

 日中関係も緊張がつづく今、先生がご存命ならどう言っただろうか――など
 いろいろ思うところの多い一日だった。    
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2011.03.01 / Top↑
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