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 去年初めてバレエを生で観たとき、人間の肉体と型の美しさに衝撃を受けた。
 
 一流のアスリートにも共通するのだろうが、
 バレエダンサーは、とりわけ“選ばれた人”という気がする。
 あの肉体(踊り仕様のカラダ)をつくるだけで10年かかるらしいし、
 子どもの頃から踊り一筋なのはあたり前で、なおかつトップまで上り詰めるのは、
 努力だけでなく、身体つきと能力に恵まれた人だけというシビアな現実がある。
 
 久々に観た公演は、日本人ばかりの新国立劇場バレエ。
 前回観たベジャール・バレエ団の肉体的インパクトがあまりに強かったため、
 日本人ダンサーだとどうなんだろうという好奇心と
 芸術監督のデヴィッド・ビントレーという人に興味があった。
  
 この日は初日。私の取った4階・C席がおよそ5割の入りで、その他はほぼ満席。
 4階は舞台はちゃんと見えるものの、傾斜がかなりきついので
 (「身を乗り出すな」という注意書きあり。
 危険なのと、乗り出した頭が舞台に被って後ろの人が見えなくなるから)
 オーケストラ・ピットの様子はまったく見えない。
 生演奏のバレエを観るのは初めてなので少々残念だったが、
 なら最初からもっといい席を取れよ、という話ですね。

 舞台はたいへん面白かったです。東京フィルの演奏もよかった。
 幕間(25分が2回)にシャンパンやデザート(チョコがけシュークリーム)を楽しむ人もいて、
 バレエやオペラファンの粋やエレガンスにちょっと感心したり。
 
 主役の配役は3組あって、全6ステージをその3組が2回ずつ務める。
 演劇などに比べると人的配置が贅沢で効率が悪い気もするが、
 (キャストによってチケットの売れ行きに差が出ることも、当然あるだろう)
 よくよく考えれば、1回のステージで消耗するエネルギーが半端ではないし
 キャストのケガに備え、保険をかける意味もあるのかもしれない。
 
 この日のキャストは
 さくら姫・小野絢子/王子・福岡雄大/皇后・湯川麻美子など。

 物語の筋がはっきりしていて、演出も舞台装置もエキゾチックで派手なので
 3幕にわたって飽きることなく楽しめた。
 ダンサーの踊りそのものは、破壊的なほどのパワーがあるとは思わなかったが、
 逆にいえば、彼らに求めるのはそこではないだろう。

 きれいでなめらかで端正な踊りに、日本人らしい繊細な美しさを堪能した。
 プリマは華奢でかわいらしく、手足はすらりと長い。
 羽のように軽いリフトを見るだけでも、お金を出す価値があります。

 被り物やバリ舞踊風ダンス、ガムラン、
 花柳社中と見まがう着物コスチューム&からかさ踊りなど見た目にも楽しい舞台。
 客は気楽に楽しんでいればいいが、ダンサーは
 海の化け物(?)やタツノオトシゴの大きなを被り物をつけて
 他の人と動きを合わせるのだから、かなり大変だと思う。

 エトワールの超絶技巧を堪能するのも至福だが、
 私はとにかく群舞が好きだ。わくわくして気持ちがアガる。
 あ、でも同じ群舞でもジャニーズやエグザイルにはわくわくしないな。
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2011.10.31 / Top↑
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