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 先月の「パゴダの王子」につづき、今月もバレエ鑑賞。
 M・ベジャール振付、黛敏郎作曲で1986年初演の「ザ・カブキ」、
 高岸直樹さんが“由良之助”を務める国内最後の公演を観た。
 来年5月にパリ・オペラ座公演があるので、それが高岸さんのラスト公演だろうか。

 ベジャールが歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」をもとに創作した作品で、
 現代の青年が忠臣蔵の時代にタイムスリップし、サムライ由良之助となって
 主君の敵討ちのために戦い、壮絶な死を遂げるまでを描く。

 クラシックバレエのように、華麗で高度なテクニックのダンスを堪能するというよりは、
 知的で風変わりな振付とアンサンブルの妙で物語世界をふかく味わうという印象。
 素人目にみると、踊りじたいには派手な見せ場が少ないように感じたが、
 ベジャールの内省的な“静”の世界を表現するダンサーたちは
 緊張感が高いこの舞台で、観客の視線を痛いほど感じるんだろうとは思った。

 で、ベジャールの振付は、じりじりと舞台の密度を高めていき、
 最後の最後にクライマックスを持ってくる。
 2幕のラスト、舞台狭しと整列した白装束の四十七士が全員で切腹する幕切れは
 数の迫力とあいまって、ものすごくドラマチックだった。 
 そのまま幕が下り、興奮冷めやらぬ客席からは拍手が鳴りやまない。
 何度も何度もアンコールがあって、4、5分くらい続いただろうか。
 スタッフも登場して高岸さんに花束を渡していた。(芸術監督の飯田宗孝さん?)

 高揚した気分で家路につき、今度はクラシックバレエを観たいと思った。
 
 
 
 意表をつかれたのは、とつぜん褌姿の男たちが出てきたこと。
 例によって4階席で、今回はオペラグラスも持っていかなかったので
 事態を把握するまで多少の間があったが、よーく目を凝らせばオレンジの褌。はだか。
 バレエダンサーの身体だから、引き締まりっぷりがすごいのなんの。
 「遠目でも眼福…」とか思っていると、そのとき場内で小銭をぶちまける音が。
 動揺した女性客が、思わず財布を取り落としたとみた(笑)

 ストーリー的に女性ダンサーにはあまり活躍の場がない舞台だが、
 顔世御前の上野水香さんは、さすがに華がある。プロポーションもすばらしいし。
 反対に、おかるを演じた小出領子さんは究極までシャープに削いだ肉体で
 小柄だけれど迫力があった。
 
 
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2011.12.18 / Top↑
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