見たり読んだり、なにか発見したり。

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 3Dの映画は積極的に見たいと思わないけれど、
 確実に3Dで見たほうが面白い作品はあると思っている。
 これなんかはまさにアトラクションのようで、ものすごく楽しかった。
 
 前回のやつは見ていないが、知らなくても別段問題はない。
 ストーリーはひたすらハラハラドキドキ、人物造形はあくまでわかりやすく、
 利益優先のヒロインは殺人兵器と化した恐竜との戦いを通してそれなりに成長するし、
 自分のことしか考えてない悪役的人間は、やっぱりねという感じで殺される。
 そして主役(だよね?)でヒロインの恋人は、勇敢でたくましい肉体派である。これも当然。

 恐竜の攻撃があまりにすさまじく、
 うおー、すごいなーと思いながらも、いくらなんでもやりたい放題なので
 娯楽作とはいえ、そこまでやっちゃいますかという気持ちにもなった。
 戦後70年とか、人の命の尊さとか、そういうメッセージ性は初めから捨てている。

 ここは難しいことは考えず、モラル云々とか野暮なことも言わず、
 思いっきり楽しんでしまうのが正解だろう。
 戦いが収束した静かなラストシーンで、観客も何となく納得してしまうが、
 よく考えてみれば、逃げだした翼竜はあの後、また人間を襲うのではないか。
 そして、何百という犠牲者を出したテーマパークの補償問題。
 この物語はエンドロールの後を想像するほうが、ある意味、恐ろしい…
 
 
2015.09.10 / Top↑
 まさかこの年になって、「少年ジャンプ」に手を出すことになろうとは。
 きっかけが、現在春高バレー宮城県代表決定戦が白熱中の漫画「ハイキュー!!」。
 青葉西城戦の結末が気になってたまらず、本誌を読み始めたものの、
 さらに先が気になってやめられない! という魔のスパイラルにはまり、現在に至る。 

 誰かほかに指摘してる人がいるかどうか知らないが、
 この漫画は「SLAM DUNK」と多くの共通点がある。ジャンプ連載というのはさておき、
  ①主人公は技術的に素人だが、身体能力に秀でている
  ②主人公とその最大のライバルが同じチームにいる
  ③レギュラー陣が揃うまでひと悶着ある(+謹慎を経て合流する部員がいる)
  ④主要メンバーの成績が悪い。インターハイに出る条件として補習を受ける
  ⑤主人公が対戦相手の選手にヘンな渾名をつける
  ⑥主人公の名前・日向「翔陽」vs.湘北高校の対戦が「翔陽」高校
  
 何より、「絶対にあきらめない」粘りでゲームの行方を左右する切り札になるところも、
 日向と花道は似ている。
 
 今回見た映画はアニメ第1期の総集編前半。
 編集の視点はいろいろあると思うけれど、変人速攻誕生のシーンをカットした理由がわからない。
 日向と影山の出会いと、コンビ誕生が「ハイキュー!!」の始点である以上、
 「ボールは俺が持っていく!」のエピソードはマストアイテムだと思うんだけど。
 でも、さすがに音響は良かったです。

 会場でもらえる缶バッチの柄は、山口くんでした。
 アニメ第2期でダークホースになるかも? 
2015.07.08 / Top↑
 物語の体裁をとってはいるが、ドキュメンタリーに近いらしい。
 主人公メイソンの6歳から大学入学まで、12年にわたる記録を収めた物語。
 メイソンの成長と家族の変遷が目の前でめまぐるしく展開し、
 2時間50分という長尺ながら、まったく飽きることがない。
 
 ドキュメンタリーだから話にオチがあるわけではないが、
 生きることの平凡さと、その中にある一瞬のきらめきみたいなものにふれて、
 いつしか、オチを求める気持ちがなくなっていることに気づく。
 子供から大人に成長することの“リアル”をかみしめながら、
 つらいことも悲しいことも、経験してきたすべてが自分の人生に積みあがっていくことに
 思いを致す。これは、メイソンの人生であると同時に、私たちの人生でもある。 

 80~90年代に熱心に映画を見た者としては、
 パトリシア・アークエットやイーサン・ホークの健在ぶりがなつかしい。
 彼らの年のとりかたもリアルだけど、
 P・アークエットなんか体形のたるみも丸ごとさらけだし、お疲れ気味のシングルマザーを大熱演。
 アンチエイジング大好きな日本人女性にとって
 この潔さが教えてくれるものは小さくない気がする。

 
 映画好きでなければ、単に長いだけの退屈な作品にもなりかねないが、
 少なくともそういう人は劇場に来ていないという印象を受けた。
 アカデミー作品賞はとれるだろうか。とったら面白いと思うけど。

 【付記】
 アカデミー作品賞は逃したけれど、P・アークエットが最優秀助演女優賞を受賞。
 おめでとう!
2014.12.23 / Top↑
 台風11号で荒れ模様の関東地方。
 暴風雨の行方を気にしつつ、えいやっと行ってきた「宇宙兄弟」。
 先着順でもらえる「オリジナル脚本」の小冊子と、宇宙兄弟とコラボした「蒸気でアイマスク」は
 無事ゲットできました。

 作者の小山宙丸さん自身が脚本を担当していることもあり、
 原作のカラーそのままだし、漫画と地続きの話として楽しめる。
 意図的にドラマチックな演出を避けているのか、全体に淡々としているが、
 「宇宙兄弟」が始まる前の「0(ゼロ)」として見ると、地味なエピソードの中に
 じわりと沁みるシーンが多い。
 正直、原作を知らない人が満足するかどうかはわからないが、そういう人はまず見ないだろうし。
 
 宇宙兄弟というくらいだから、原作の主人公は「南波兄弟」だけれども、
 ストーリーの核は、“眠れる獅子”である兄・六太が知恵と勇気と不屈の精神で
 宇宙飛行士を目指す成長物語だ。弟・日々人は物語が始まったとき、すでに宇宙飛行士だった。
 その彼が「0(ゼロ)」時代には悩みの中にいたこと、大切な人との別れに打ちひしがれていたことが
 初めて描かれている。そしてこの時期、勤務先の自動車メーカーで左遷された六太が、
 「弟に恥じない兄であるために」自分なりにどう戦い、また苦境に立つ弟のために、
 兄としてどんな言葉をかけてやるか、その方法がいかにも六太らしい。

 六太の「腐らない・あきらめない・楽をしない」という姿勢から学ぶことは多くて、
 夢を追う世代にはもちろん、「腐って・あきらめて・楽ばっかり」に
 なりがちな大人こそ読むべき漫画ではないか。触発されるものがきっとある。
 
 原作では、六太が月に飛ぶまであとわずか(のはず)。
 エディ・Jとともに、「兄弟で月着陸」の悲願を果たせるか。
 
2014.08.12 / Top↑
 相変わらず巧いぜ、コーエン兄弟。
 ボブ・ディランも影響を受けたという伝説のフォークシンガーをモデルに、
 人生のままならなさを描いているわけだが、けっこう悲惨な状況にもかかわらず
 観ている側がさほど落ち込まずに済むのは、猫の絡ませ方が巧いのと
 この映画の主役が間違いなく、音楽だからだと思う。

 帰り道ふと、これはルーウィン・デイヴィスの無間地獄(!)の話だと思ったのだが、 
 なぜタイトルが、「インサイド」なのかと考えたとき、
 うまくいかない毎日に失望しながら、最終的にはやっぱり歌しかないというループが、
 彼の中で延々と繰り返されているからじゃないか。
 冒頭とラストシーンの符合が、そのことを表しているように思った。

 巷では「アナと雪の女王」が大ヒットしていて、先日、葬式帰りの家族連れと
 バスを待っていたら、そこの5歳くらいの娘が「♪ありの~ままの~」と絶唱し始めたのに
 驚いた。喪服とアナ雪のミスマッチ。これがブームというやつなのか。

 「インサイド~」の中でも、ルーウィンの歌を聴いたプロデューサーが
 「金の匂いがしないな」と言うシーンがある。
 ショービズの世界は、言うまでもなく金の匂いで動いているわけだが、
 そこに興味のない聴衆が一定数いることも、また事実で。

 とはいえ、アナ雪同様、音楽が主役で去年カンヌでパルムドールを取った作品にしては
 公開館が少ない……という現実もある。
 あと、猫の扱いが巧いと言ったけれども、彼がユリシーズじゃないほうの猫を見捨てたのは
 いただけない。ルーウィンにいまいち同情できないのは、多分そのシーンのせいだ。
2014.06.04 / Top↑
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