見たり読んだり、なにか発見したり。

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 来春、泰行さんのカバーアルバム発売決定のお知らせと同日に行われた
 今年最後のライブは、かなり久しぶりの東京シネマ倶楽部。

 第一報を聞いて、正直、オリジナルじゃないの? と思ったが、
 70年代を中心とする洋楽のカバーとは予想もしなかった。
 ヒット曲のカバーアルバムと、売れてるミュージシャンのトリビュート盤は
 CDが売れない時代の救世主だが、
 古い洋モノカバーで来るとは。
 あまり需要がなさそうな点が、いかにも泰行さんらしい。

 キーボードの伊藤さんと2人態勢といい、2部構成といい、
 アットホームな雰囲気で行くのかと思いきや、ご本人は結構イッパイイッパイな
 感じで、なかには演奏自体が初めての曲もあった模様。
 (このあとに本格的なレコーディングをしたらしい)

 まあ、いろいろ意表をつかれて、楽しい夜でした。
 あの曲、この曲をアルバムで聴くのが楽しみ。
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2015.12.15 / Top↑
 サンキュータツオさんのアオリに釣られて観に行った映画は、
 私的に「めんどくさい性格のアニメ主人公№1」の七瀬遙の中学生時代の物語。
 
 確かにとてもいい作品だった。が、平日昼間のせいか館内は数名しかおらず(気まずい…)、
 自分がオタクだという現実を思い知る結果に。

 自由形の天才的スイマーでありながら、
 オリンピックを目指すなどの上昇志向のない遙は、
 周りから寄せられる期待がうざくて仕方がない。彼の口癖は
 「勝負には興味がない」「自分は(一番気持ちよく泳げる)フリーしか泳がない」。

 誰に対しても何に対しても熱量が低い主人公。
 テレビシリーズ「Free!」をさかのぼること4年前の物語は、
 高校生だった物語以上にハルちゃんがめんどくささをこじらせている。
 真琴と宗介は出てくるが、今回、渚と怜(と凛)はゲスト扱い。

 スポーツ物としては珍しく、ライバルに勝つために頑張る筋立てではなく、
 闘う相手はあくまで自分というのが新鮮だ。
 4人のリレーメンバーそれぞれが、
 タイムを縮めること以前に自分自身の悩みや弱さと向き合い、
 仲間との信頼を少しずつ築いてゆく過程が丁寧に描かれる。
 そこを乗り越えた彼らに、初めてリレーを闘うための覚悟ができたとき、
 青春を遠く離れたおばさんにも、なにか胸に迫るものがあるのだった。

 相変わらず、飛沫が命を持つような水の表現のリアルさ、美しさが素晴らしい。
 「ハイキュー!!」チームの声優が3人出演しているが、
 ブラコンの郁哉(内山昂輝)にはツッキーの面影があるものの、
 日野聡さんの芹沢尚(病気のためマネージャーになった中3)に、
 低音・大地さんの面影は皆無。プロはすごいな。

 アニメだから髪の色が紫とか黄色なのはとにかく、
 髪形がスタイリッシュで、自分のダサい中学時代とは隔世の感が。
 「千と千尋」のハクみたいな尚や、郁哉の兄さんなんか
 (まさにいろいろ不自由なはずの)中学生にはとても見えないのだが。
2015.12.09 / Top↑
 クリスマスイルミネーションが始まった六本木にて、今年最初で最後のキリンジ・ライブ。
 ここは新しいハコで、キャパシティ的にも設備的にも快適だった。
 大御所が続々登場していることからも、六本木の新しいライブスポットとして認知されつつあるよう。

 長年のファンとしてどうかとも思うが、新曲がとくに印象に残った。
 初めてやる曲なのにクオリティが高くて、観客を別の世界に引きずりこむ魔力がある。
 堀込高樹はファンタジスタだ、といつも思います。

 新しいアルバムが楽しみな、ポテンシャルを感じさせるステージだった。

  
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2015.12.02 / Top↑
 最近、「ハイキュー!!」目当てで毎週ジャンプを買っているので、
 映画に描かれた「週刊ジャンプ」のアンケート至上主義や、
 人気がなくなれば即打ち切りというあたり、現実に近いのかもなと思う。
 飛び飛びで買っていた頃、「こないだまでやってたアノ漫画、どこ行った?」
 ということがよくあったから。端的に言って、新連載は3ヵ月勝負みたいです。

 「努力」「友情」「勝利」は少年マンガ王道のテーマ。原作は1巻しか読んでいないが、
 プロの漫画家として「週刊ジャンプ」での連載を目指す高校生2人組の奮闘を
 ジャンプ誌上で描くという着眼点に、目からウロコ。
 映画のほうも、テンポがいいし、何より漫画(&漫画家)への愛にあふれている。
  
 前半は夢を追いかける若者の「努力」とパワーが炸裂し、
 後半は、それを持続させるプレッシャーと
 血尿が出るまで徹夜続きの過酷さが主人公に襲いかかり、
 ついに原稿を落としかけ、一時休載を宣告されるに至る。
 この「挫折」と「苦難」もお約束だが、
 彼らの窮状を救ったのが、ライバルの漫画家仲間による「友情」の共同原稿作業で、
 渾身の力で描きあげたその一本は、アンケート1位という「勝利」をもたらすのだった。

 夢が叶ったら叶ったで、もちろん天下は長く続かないが、
 ラストシーンで、また新しい希望に燃える二人の姿が爽やか。
 物語の中でくらい、若者の前途は(何度つまずいても)希望に満ちていてほしい。
 
 ついでに。
 佐藤健憧れのヒロインが美少女然として出てくるが、これはまあ、刺身のツマ。
 昔のヒロインに比べれば、強い意志を持って夢を追う女の子ではあるが。
 (その夢が「声優」っていうのが、ものすごく今日的)
 以前、伊藤比呂美が「スラムダンク」の晴子ちゃんに対して
 「男子バスケなんか追っかけるより前に、アナタ自身にやりたいことはないわけ?」
 という意味の感想を述べていたのを思い出す。

 スラダン終了から20年。
 ジャンプの部活物における女子像って、どう変化しているのだろう。
 女子を主人公にした作品もちらほら出てきてるが、まだお色気頼みという気がする。 
 
2015.10.15 / Top↑
 「ワンピース歌舞伎」に続き、“魔法のような”舞台演出で知られるカナダ出身の
 ロベール・ルパージュ作品を観てきた。
 正直、中2日で舞台鑑賞はもったいないと思ったけれども、
 今年は夏休みがなかったので、その代わりとばかりに芝居やライブに散財している。

 舞台中央に大きな直方体(箱)があり、そこがステージになっている。
 箱は360度回転するので、役者は斜めになったり、身体が支えられないほど傾けば
 ベットが出てきて寝ている設定に変わったり。箱は映像を映すスクリーンでもあるので
 映像と箱の向きの変化で、それこそくるくると鮮やかに場面が変わる。

 ワイヤーで吊られた役者の背後に星空が広がれば、広大な宇宙空間。、
 箱に付いている開閉自在の扉は、ある時はホテルの部屋のドア、
 ある時はレコーディングスタジオの入り口に。
 魔法のような舞台演出という意味が、よーくわかった。堪能した。

 登場人物は2人のみ。マイルス・デイヴィス役のWellesley Robertson Ⅲは
 台詞がなく、肉体そのものが雄弁だった。外国人の身体はやはり迫力が違う。
 そして、主人公・俳優ロベールを演じたMarc Labrèche。この人、すごく上手い。
 2人が絡むシーンはほとんどなく、ストーリー進行に関してはほぼひとり芝居だが、
 台詞回しによどみはなく、めまぐるしい場面転換も難なくこなす。
 何度も再演されている作品らしいので、舞台としての完成度はもちろん、
 役者のパフォーマンスも練り上げられてきたのだろう。

 とても面白かった。舞台人が観たらすごく刺激を受けそうな演出だと思う。
 歌舞伎の技術とはちがうベクトルながら、「こんなこともできるんだ!」という驚きを
 観客に与える点で、両者は共通しているかもしれない。
2015.10.13 / Top↑
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